VANSにて製作されているローカットスケートシューズの不朽の名作 “Authentic(オーセンティック)”
シンプルでローテクなデザインが幅広いファッションに馴染むため、”永遠の定番”として世界中に愛好家がいるはずです
VANSといえば他にもオールドスクールやスリッポン等のモデルも人気ですが、ここではワタシ的お気に入りのオーセンティックについて紹介していきます
VANSファンの方であればご存じかと思いますが、ひとくちにオーセンティックといっても、実は様々な種類があります
見た目は似ていますが、種類によってディティールや履き心地が若干異なるため、「VANSのオーセンティックを履きたい!」となった次のステップとして、 “どのオーセンティックを選ぶか” が重要になってきます
初めての方でもお気に入りの商品に出会えるよう細かく解説していきますね(^^)
オーセンティックの概要
1966年3月16日にアメリカのカリフォルニア州で創立されたVANS。
初期モデルとして登場したのがこの “オーセンティック” です
当初このオーセンティックには「44番」の通称ナンバーがつけられていたため、現在でも “スタイル44” “#44” という呼び名や表記がされています
現在に至るまでそのデザインを踏襲した上で、履き心地等の機能性アップデートを繰り返しているVANSの代表かつ王道モデルです
スケートシューズとして広く周知されていますが、シンプルで無駄のないデザイン故にストリートファッションはもちろん、幅広い服装にマッチするため世界中で人気を博しています
ボディ
耐久性のあるコットンキャンバス生地が特徴的で、履きこむにつれ “アジ” が出てくるのが大きな魅力です◎
↓写真は2足ともブラックカラーのオーセンティックです
※モデルは異なります
各モデルの特徴については別に解説しますが、右側は新品、左側は約1年前に購入して履き倒したものです
新品は濃い黒色ですが、履きこむにつれ褪せた色味になってどんどんかっこよくなります..
古くなるほど良くなるモノは本当に魅力的ですよね◎
特に古着好きな人に、「せーので履きたい方を指さして!」といえば圧倒的に左側に指が集まるのではないでしょうか(^^)
この褪せた感じがデニムやワークパンツにばっちり合うんですよね…
財布などの皮製品同様に経年変化、いわば “エイジング” を楽しむことができます
アウトソール
アウトソール(靴底)のワッフルパターンも有名ですね(^^)
いわゆる平坦な「ぺたっとした」感覚ですが、このローテクが映えるんです..
かつてはオーセンティックといえば、デザイン性は良いが、着用感がいまひとつであり「足に合わない」「疲れやすい」といった所感を持つ方が多かったようです
しかし、現在はクッション性に富んだインソールが入るモデルが増えており、履き心地も快適になっています◎
ヒールパッチ
そして赤色のヒールパッチがシンプルなデザインの刺し色となり、見た目のバランスが良くなります
ボトムスの裾からチラ見えするのがいいですよね◎
種類一覧
さて、早速オーセンティックの種類について紹介します
ボディ素材等含めて細かく分類するとた~くさんの種類がありますが、個人的には大きくざっくり下記5種類に分かれると思っています
ちなみに今回私がおすすめするオーセンティックのモデルは「アナハイム」と「MTE」になります
実は私自身所有しているオーセンティックはこの2足のみになります
そうなるとなんだか説得力が…と思ってしまうかもしれませんが、ご安心ください
下記モデル全て店頭で試着したうえで「これだ!」と思った2足に厳選した結果です
完全な個人的見解を端的にまとめていきます あくまで参考程度にご覧ください
※価格は2024年11月時点での公式サイト提示価格になります
オーセンティック
オーセンティックの原点 ドシンプル王道モデル
・ソール薄め
・履き心地/クッション性△
・ソールや靴紐が真っ白で浮きやすい
・ヒール部のステッチが2本のみ
※ヒールステッチとは…
↓写真はMTEのヒール部で、4本の縫い目があります この縫い目をステッチと呼びます
ノーマルのオーセンティックはこれが2本しかなく、ちょっと物足りないビジュアルに感じてしまいます…
実際の画像はご自身で検索してご確認ください
ちなみに、後述しますが、MTEのソールや靴紐は「生成りホワイト」といったイメージで、真っ白ではないためファッションに馴染みやすくなります
購入当初の色からよりベージュっぽくエイジングするためおすすめです
良い点として、低価格、そして地面との接地感が強いため、スケートなど着用用途によっては重宝するかもしれません
所有していないため写真の掲載は控えますが、低価格の入門編といったイメージです
¥7150
コンフィクッシュ オーセンティック
前述のオーセンティックの履き心地/クッション性を改良したモデル
ComfyCushという「雲の上を歩くようなイメージ..」のインソールを搭載
しかしアナハイムやMTEと比べるとクッション弱め…
ソールや靴紐は真っ白
全オーセンティックで最軽量だが、あえてこれを買う決め手にはなりませんでした
¥7700
オーセンティック 44 DX(アナハイム)
ファンの多いAnaheim Factoryモデル
VANS発祥の地、カルフォルニア州アナハイムの工場で生産されていたモデルの復刻版です
こちらは2023年に”生産終了” となったため現在では幻のモデルといえます
私の所有品がこちら↓
1~2年程度履いて、いい感じに経年変化してくれています…
褪せた感じを早く出すために日光浴させたり、、愛情いっぱいに育てています
今回はあくまで概要の説明として、より細かいレビューやMTEとの比較等はまた次回の記事で紹介します(^^)
お楽しみに!!
やや厚手の10ozのキャンバス生地(通常は約8oz)が使用されており、ガシガシ履けて風合いも出やすくなります
ソールの色は真っ白ではなく、上述のモデルより生成りがかった色味になるためとても良いです◎
ステッチはもちろん4本(^^)
ソールもやや厚手で、クッション性も良好に備えています
復刻のアイコンとして、創立年の “SINCE1966” や、オーセンティックのナンバーである “Style44” の刺繍印字も魅力的です◎
インソール踵側の白い部分はレザー仕様になっており、クッション性のみならず、滑りにくく快適な履き心地も演出してくれます
インソールは内臓されていて、取り外しは不可となっています
この白タブにブルーの印字もアイコニックな特徴です キレイな色味♪
現在は二次流通がメインとなっており、プレ値で取引されているため入手は困難となっています…
買い増ししておけばよかった…
VANS PREMIUM オーセンティック REISSUE 44
アナハイム同様廃版となった「VAULT BY VANS」がリブランディングされて生まれたライン
インソールに新開発された高反発ポリウレタンフォーム「SOLA FOAM ADC」を搭載することで、厚みがあってクッション性に富んだソールになっています
フニっと優しく沈む感じがあり、履き心地は大幅に良くなっています(^^)
ヒールステッチも4本で作りもしっかりしており、まさにプレミアム感が満載です
ただ、購入までには至りませんでした…
理由としては以下、
・ソールや靴紐が真っ白寄りの色味
・MTEやアナハイムにあるような、アッパーとアウトソールの間の淵ラインが無い
・左はアナハイム:黒縁ラインがあって、シンプルながら締まった見た目になっています
・右はMTE:こちらは黒ではなくブラウンベージュのような色味のラインがはいっています
私個人のこだわりとして、この淵ラインが欲しかったため、これが無いPREMIUMの購入は見送ることにしました
MTE オーセンティック
MTEは、”MADE FOR THE ELEMENTS” の頭文字を取ったネーミングで、雪山へのアプローチを目的に、「全天候型フットウェア」をテーマに生産されたラインになります
それが2024年にリブランディングされ、一環としてこのMTEオーセンティックが生まれました
各パーツにサスティナブル素材をふんだんに採用し、地球環境に配慮したモデルとなっています
BOXもシンプルに、ロゴと手書きのチェッカー地球マークのイラストがあしらわれており、かわいいデザインです◎
スペックはVANS PREMIUMととてもよく似ていて、同様の高反発ポリウレタン素材のインソールを搭載し、クッション性抜群で履き心地はとっても良いです◎
2cm程度も厚みがあってフカフカです♪
PREMIUMを抑えて購入の決め手となったのはデザインのディティールです!
ソール、靴紐ともに生成り色になっており、白の発色が抑えられて様々な服装に馴染む色合いになっています
靴紐のホールはシルバー調の色味になっています
PREMIUMやアナハイムはホワイトのホールでしたね
シルバーの方が無骨さやレトロ感も出て良いですね(^^)
今更…上述のモデルもそうですが、靴紐はナイスなコットン100%◎
がっしりしてエイジングにも期待できる素材ですね
公式のカラー名は「Black/Marshmallow」 マシュマロ!!
ブラックのタグに生成り色でVANSロゴが印字されているのもかっこいいですね!
これらが決め手となり、購入を決めました(^^)
¥9900
確実な詳細が把握できていないため解説は控えますが、VANS PREMIUMと同様に、こちらも「REISSUE」の名前が付きます
※似たモデルに、「オーセンティック VR3」もありますが、こちらも大まかにはこのMTEやPREMIUMと同じような見た目や着用感であるため割愛します
このMTEもアナハイム同様に実際に着用した上での詳細なレビューや両者の比較について今後別の記事にアップします 乞うご期待!
日本企画とUSA企画の違い
国内で流通している製品には日本企画とUSA企画が混在しています
ABCマートやVANS公式ストア等、様々な経路で購入可能ですが、「思っていたのとちょっと違う…」といった事態を回避するためにはこちらの見極めも重要になります
美は細部に宿る..
個人的には是非ここまでこだわって欲しい!
違いはつま先部の反り具合にアリ!
・日本企画は歩きやすさを追求し、つま先部がやや反って浮く形状
・USA企画はつま先部も地面とほぼ平行で全体がペタッとする形状
イメージはざっとこんな感じ
好みによりますが、私的には断然USA企画をおすすめします
USA企画のオーセンティック(左)と、日本企画のオールドスクール(右)の比較↓
※オーセンティックの日本企画品は所有しておりません..悪しからず
このオールドスクールもお気に入りの一足ではありますが、つま先が浮くとせっかくのローテク感が薄まってバランスが悪くなるように思います
特にワークパンツ的なスタイルに合わせる時は断然平坦なUSA企画がハマる気がします
細か~な違いですが、せっかく買うのであればこだわってUSA企画を選ぶべき!!
型番でも判別可能
・日本企画は「V~~」のように、Vの後に型番が続き、
・USA企画は「VN~~」と続いていくようです
↑MTEの型番 VN~となっていますね USA企画です
こちらはVANS公式ストアで購入しました(^^)
見た目でも充分判別可能ですが、オンラインストアなどでより確実に探すために要チェックです
まとめ
結論、、独断と偏見で、今からVANSオーセンティックの購入を考えている方には「MTE」がおすすめ!!
まだ各ストア在庫はたくさんあるようです 是非お早めに!
MTEオーセンティックシリーズは、ブラックの他にもチェッカーや明るいカラーリングのモデルもあるため気になる方はチェックしてみてくださいね(^^)
実は私、チェッカーのMTEオーセンティックも追加購入してしまいました…
今後の記事ではこの2足のエイジング過程についても紹介できればと思います♪
ではでは今回はこの辺で..長らくお付き合いいただきありがとございました!
今後も、暮らしがより良くなるような、”私的イチオシ” をたくさん紹介していきます
是非またみにきてくださいね(^^)